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大腸がん

日本国内において、大腸がんは罹患数(がんと診断される人数)が非常に多く、私たちの生活において決して他人事ではない身近な疾患となっています。食生活の欧米化や社会の高齢化に伴い、その数は増加傾向にありますが、大腸がんは早期に発見して適切な治療を行えば、十分に根治が期待できる病気でもあります。東京都多摩市の聖蹟トータルクリニックでは、聖蹟桜ヶ丘駅から徒歩2分という通いやすい立地で、消化器診療と内視鏡検査に深く注力しています。私たちのクリニックでは、鎮静剤を用いた「痛くない、眠ったまま受けられる内視鏡検査」を提供しており、検査への心理的なハードルを下げることで、一人でも多くの方の早期発見に貢献したいと考えています。さらに、内視鏡システムには先進的なAI(人工知能)機能を導入しており、医師の目と技術を強力にサポートすることで、微細な病変も見逃さない精度の高い診断を目指しています。また、血縁者にがんが多いなどの不安を抱える方に対して、遺伝性大腸がんに関する専門的なカウンセリングや診療を行うことが可能です。一般的な内科診療から専門的な遺伝相談まで、多摩地域の皆様の健康をトータルでサポートいたします。

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大腸がんの症状について

大腸がんは、初期の段階では自覚症状がほとんど現れないことが大きな特徴です。そのため、市区町村の健康診断や人間ドックで行われる「便潜血検査」が、早期発見のための極めて重要なきっかけとなります。病状が進行するにつれて、腸管の通りが悪くなったり、粘膜から出血したりすることで、以下のような症状が目立つようになります。

日常生活で注意すべき便の変化

もっとも気づきやすい変化は、便の状態です。がんが大きくなると腸の通り道が狭くなるため、便が細くなる症状が見られることがあります。また、便に血が混じる「血便」や、黒っぽい便が出る「下下血」も重要なサインです。これらを「ただの痔だろう」と思い込んで放置してしまうケースが少なくありませんが、その陰に重篤な疾患が隠れている可能性を考慮し、早めに相談することが大切です。

お腹の違和感と全身症状

便通の異常も無視できません。これまでは規則正しかった便通が、急に下痢と便秘を繰り返すようになったり、お腹が張る感じが続いたりする場合は注意が必要です。また、がんによる慢性的な出血が続くと、原因不明の貧血によるふらつきや息切れが生じることもあります。さらに、特にダイエットをしていないのに体重減少が見られる場合は、体が何らかのサインを発信していると考えられます。

遺伝性大腸がんについて

遺伝性大腸がんとは、生まれつき特定の遺伝子に変化があることで、大腸がんが発症しやすくなる体質のことを指します。大腸がんの多くは生活習慣などが関係して発症しますが、全体の数%程度は遺伝的な要因が関与していると考えられています。代表的なものとして「リンチ症候群」や「家族性大腸ポリポーシス」などがあります。若い年齢で大腸がんを発症した方や、ご家族に大腸がんや関連するがん(子宮体がんなど)が多い場合には、遺伝性腫瘍の可能性を考えることがあります。適切な検査や定期的な内視鏡検査を行うことで、がんの早期発見や予防につながる可能性があります。気になるご家族歴がある場合には、一度医療機関で相談することが大切です。

遺伝性大腸がんの場合の注意点

遺伝的な背景が強いタイプの大腸がんでは、一般的なケースよりも若い年齢(40代以前など)で発症することがあります。ご家族の中に、若くして大腸がんや子宮体がん、胃がんなどを発症された方が複数いらっしゃる場合は、現在症状がなくても一度専門的な視点からのチェックを受けることをお勧めします。当院では、こうした背景を踏まえたきめ細かな診療を行っています。

大腸がんの原因について

大腸がんが発生する原因は、大きく分けて「生活習慣や環境による要因」と「生まれ持った遺伝的な要因」の2つに分類されます。これらが複雑に絡み合って発症に至ると考えられています。

生活習慣と環境要因

現代の日本において大腸がんが増加している背景には、食生活の変化が深く関わっています。具体的には、牛や豚などの赤肉、ハムやソーセージといった加工肉の過剰な摂取、そして食物繊維の不足が、発症に関わる要因(リスク因子)として指摘されています。また、過度な飲酒や喫煙の習慣も、腸の粘膜に悪影響を及ぼすことがわかっています。

さらに、運動不足や肥満も無視できない要因です。適度な運動は腸の動きを活発にし、発がん物質が腸内に留まる時間を短縮する効果が期待できます。反対に、内臓脂肪の蓄積は全身に微弱な炎症を引き起こし、がん細胞の発生を促す可能性があると考えられています。

加齢による影響

大腸がんは40代から罹患率が上がり始め、高齢になるほどその確率は高まります。これは、長年の生活習慣の積み重ねに加えて、細胞が分裂する際のコピーミスが蓄積しやすくなるためです。定期的な内視鏡検査によって、がんになる前のポリープを見つけることが、将来の健康を守る鍵となります。

遺伝的背景と体質

全大腸がんのうち、約5%から10%程度は遺伝的な要因が強く関与していると言われています。これを遺伝性大腸がんと呼び、特定の遺伝子に生まれつき変化があることで、一生のうちにがんを発症する確率が非常に高くなる体質を指します。このような体質の方にとって、適切な間隔での内視鏡検査による監視(サーベイランス)は、生命を守るために極めて重要です。

大腸がんの病気の種類について

大腸がんは、その発生の成り立ちや遺伝的な背景によって、いくつかの種類に分けられます。それぞれに適した診断と治療のアプローチがあります。

散発性大腸がん

大腸がんの大部分を占めるのが、この「散発性大腸がん」です。特定の遺伝的な体質ではなく、主に加齢や生活習慣が原因で発生します。多くの場合、まずは良性のポリープ(腺腫)ができ、それが数年かけて徐々にがん化していくという経過をたどります。そのため、当院で実施している日帰り大腸ポリープ切除によって、ポリープのうちに摘み取ってしまえば、がんになるのを未然に防ぐことが可能です。

遺伝性大腸がん(代表的な疾患)

遺伝性腫瘍の中でも大腸に関連する主なものには、以下の疾患があります。

  • リンチ症候群・・DNAの傷を直す機能に関わる遺伝子の変化が原因で、大腸以外にも子宮、卵巣、胃など多臓器にがんを発症しやすい体質です。
  • 家族性大腸腺腫症(FAP)・・大腸に数百から数千個ものポリープが発生する疾患で、適切な治療を行わないと、将来的にほぼ100%の確率でがんを発症すると考えられています。

これらの疾患は、血縁者の方々にも同じ体質が受け継がれている可能性があるため、ご家族全体での健康管理を見据えた対応が必要となります。聖蹟トータルクリニックでは、プライバシーを厳守した環境で、これらの専門的な相談に対応しております。

大腸がんの治療法について

大腸がんの治療は、がんの広がりや深さ(ステージ)、そして患者さんの全身状態を考慮して、最適な方法が選択されます。

低侵襲な内視鏡治療

がんが粘膜の非常に浅い層に留まっている早期の段階であれば、お腹を切らずに内視鏡で病変を切除することができます。当院では、高度なAI機能を搭載した内視鏡システムを用いて、病変の範囲や深さを精密に評価します。患者さんの負担を最小限に抑えつつ、確実な切除を目指します。日帰りのポリープ切除も積極的に行っており、忙しい日々を送る方でも治療を受けやすい体制を整えています。

外科的治療(手術)

内視鏡での切除が難しいサイズであったり、がんが粘膜の下層まで深く入り込んでリンパ節への転移が疑われたりする場合は、外科手術が行われます。近年では、小さな穴からカメラと器具を入れて行う「腹腔鏡下手術」が普及しており、以前に比べて術後の回復が早くなっています。当院で精密検査を行い、手術が必要と判断された場合は、提携する高度医療機関へスムーズにご紹介いたします。

薬物療法(化学療法)

がんが進行している場合や、手術後の再発を防ぐ目的で行われるのが薬物療法です。点滴や飲み薬によって全身に薬剤を届け、がん細胞の増殖を抑えます。特にリンチ症候群などの遺伝性大腸がんの一部では、免疫の力を利用した特定の薬剤が非常に良好な治療後の経過の見通し(予後)を示すこともわかってきています。

遺伝カウンセリングによるサポート

遺伝性の大腸がんが疑われる場合には、当院の遺伝性腫瘍専門医が遺伝カウンセリングを実施します。遺伝子検査を受けることのメリットやデメリットを丁寧にご説明し、患者さんとご家族が納得して将来の管理プランを選べるよう寄り添います。体質を知ることは、決して怖いことではなく、「自分に合った効率的な検診プラン」を立てるための前向きなステップとなります。

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大腸がんについてのよくある質問

Q1. 便潜血検査で一度だけ陽性が出ましたが、様子を見ても良いですか?

A1. いいえ、たとえ1回だけであっても、必ず精密検査である大腸内視鏡検査を受けてください。便潜血検査は、たまたまその時だけ出血しなかったという可能性があるため、2回のうち1回でも陽性であれば、腸内にがんやポリープが隠れている可能性を完全に除外(否定)することはできません。

Q2. 大腸カメラは以前とても痛かったので不安です?

A2. 当院では、鎮静剤を使用して「眠っているような状態」で検査を受けていただけます。また、お腹の張りを軽減する炭酸ガス(CO2)の使用や、腸への負担が少ない丁寧な操作により、苦痛を最小限に抑えた検査を追求しています。多摩市周辺で検査をためらっている方は、ぜひ一度ご相談ください。

Q3. 親族にがんが多いのですが、私も検査を受けたほうが良いでしょうか?

A3. まずは当院の遺伝カウンセリングで、ご家族の状況(発症した年齢やがんの種類)をお聞かせください。必ずしも全員が遺伝子検査を受ける必要はありませんが、家系に合わせた最適な検診スケジュールをご提案することができます。不安を安心に変えるお手伝いをいたします。

Q4. 見つかったポリープはその日に取ってもらえますか?

A4. 検査中に発見されたポリープが、内視鏡で安全に切除可能と判断された場合は、その場で日帰り切除を行うことができます。ただし、ポリープが極めて大きい場合や、血液をサラサラにする薬を服用されている場合などは、安全を最優先し、後日の処置や入院可能な病院をご紹介することがあります。

院長より

聖蹟トータルクリニックのホームページをご覧いただき、ありがとうございます。私はこれまで消化器外科や内視鏡診療の現場で多くの患者さんと向き合ってきましたが、その中で常に感じてきたのは「もう少し早く検査を受けていただけていれば」という切実な思いです。大腸がんは、早期に見つけることができれば、決して恐ろしいだけの病気ではありません。むしろ、定期的なチェックによってポリープの段階で治療を済ませれば、がんになること自体を防げる病気なのです。

当院では、今の症状を診るだけでなく、患者さんの背景にある将来のリスクまで見据えたサポートができる点にあります。AI技術を導入した精度の高い検査を、鎮静剤を使ってリラックスした状態で受けていただける環境を整えています。「検査が怖い」「家系的に心配」といった、どんな小さな不安でも構いません。聖蹟桜ヶ丘駅から徒歩2分の場所で、平日はもちろん、隔週の土日診療や、女性が安心して受診できるレディースデイも設けております。お腹の健康を通じて、皆様の安心な毎日を私たちが全力で支えます。どうぞ安心してお越しください。

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