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大腸憩室症、憩室炎

大腸憩室症(だいちょうけいしつしょう)とは、大腸の壁の一部が外側に袋状に飛び出してしまう状態を指します。これ自体は加齢や便秘などが原因で多くの人に見られるもので、必ずしも治療が必要なわけではありません。しかし、その飛び出した袋(憩室)の中に便が溜まって細菌が繁殖し、炎症を起こすと大腸憩室炎(だいちょうけいしつえん)という病気になります。大腸憩室炎になると、激しい腹痛や発熱、吐き気などの症状が現れ、重症化するとお腹の中に膿が溜まったり、腸に穴が開いたりすることもあります。東京都多摩市の聖蹟桜ヶ丘駅から徒歩2分に位置する聖蹟トータルクリニックでは、こうしたお腹の急な痛みや違和感に対して、消化器内科の視点から迅速かつ丁寧な診療を行っています。私たちは、最新のAI機能を導入した内視鏡システムを活用し、炎症が落ち着いた後の精密な検査まで一貫してサポートできる体制を整えています。土曜日や隔週の日曜日にも診療を行っておりますので、お忙しい方でも安心して受診していただけるのが当院の特徴です。

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大腸憩室症、憩室炎の症状について

大腸憩室症そのものは、多くの場合において無症状です。健康診断の大腸カメラ検査などで偶然発見されることがほとんどで、治療の必要がない場合も多いです。しかし、一度憩室炎を引き起こすと、日常生活に支障をきたすようなはっきりとした症状が現れます。私たちが日常の診療でよくお受けするご相談には、以下のようなものがあります。

腹痛

最も代表的な症状は、お腹の痛みです。日本人の場合は、右側の下腹部に憩室があることが多いため、右下の痛みを感じることが頻繁にあります。これは虫垂炎(いわゆる盲腸)の痛みと非常によく似ているため、自己判断は危険です。一方で、欧米化が進んだ現代では、左側の下腹部に痛みが出る患者さんも増えています。痛みは持続的であることが多く、歩くと響くような感じがすることもあります。

発熱

炎症が起きているため、多くの患者さんに発熱が見られます。微熱程度のこともあれば、38度を超える高熱が出ることもあります。腹痛と熱がセットで現れた場合は、お腹の中で細菌感染による炎症が起きているサインですので、早めに当院のような消化器内科を受診してください。

便通の異常

炎症の影響で腸の動きが不安定になり、下痢や便秘を繰り返すことがあります。また、お腹が張ったような不快感(腹部膨満感)を訴える方も少なくありません。これらは一般的な胃腸炎の症状とも似ていますが、憩室炎の場合は特定の部位に強い痛みを感じる点が特徴です。

血便(憩室出血)

憩室の周りにある血管が破れると、お尻から血が出る憩室出血を引き起こすことがあります。この場合、痛みはほとんどなく、突然大量に鮮血や赤黒い血が出ることがあります。出血量が多い場合はふらつきや立ちくらみを感じることもあるため、速やかな受診が必要です。

大腸憩室症、憩室炎の原因について

なぜ大腸に憩室ができるのか、そしてなぜ炎症が起きるのかについては、いくつかの要因が重なり合っていると考えられています。聖蹟桜ヶ丘駅近くの当院を受診される患者さんの傾向を見ても、生活習慣が大きく関与していることがわかります。

食物繊維の不足

最大の原因の一つは、食生活の欧米化による食物繊維の摂取不足です。食物繊維が足りないと便が硬くなり、それを送り出すために大腸が高い圧力で収縮しなければなりません。この高い内圧によって、大腸の壁の弱い部分が外側に押し出され、憩室が形成されると考えられています。いわゆる食生活の乱れが発症のきっかけとなる要因といえるでしょう。

加齢による変化

年齢を重ねるごとに大腸の壁を支える組織がもろくなってくるため、高齢になるほど憩室を持つ人の割合は高くなります。40代以降から徐々に増え始め、70代以上ではかなりの確率で憩室が見られるようになります。加齢そのものを止めることはできませんが、定期的な検査で自分の腸の状態を知っておくことが大切です。

便秘による負担

慢性的な便秘は、常に大腸の内圧を高めている状態です。硬い便が憩室の入り口を塞いでしまうと、その中で細菌が増殖しやすくなり、憩室炎へと進行してしまいます。私たちは、ただ炎症を治すだけでなく、便秘を解消するための生活指導や内服治療も重視しています。

大腸憩室症、憩室炎の病気の種類について

大腸憩室に関連する病気は、炎症の程度や合併症の有無によっていくつかに分類されます。正確な診断を行うことが、適切な治療への第一歩となります。

単純性憩室症

炎症も出血も起こしていない状態です。多くの場合は治療の必要がなく、食物繊維を多く摂るなどの生活改善をしながら経過を見ていきます。しかし、憩室があることを知っておくことで、将来的に腹痛が起きた際に迅速な対応が可能になります。

急性憩室炎

憩室に細菌感染が起き、炎症が生じている状態です。軽症であれば外来での抗菌薬(抗生剤)投与で治療可能ですが、重症化すると入院が必要になることもあります。当院では血液検査や触診を行い、炎症の強さを慎重に判断します。

穿孔・膿瘍(合併症を伴う憩室炎)

炎症がひどくなり、腸の壁に穴が開くこと(穿孔:せんこう)や、膿の塊ができること(膿瘍:のうよう)があります。これらは非常に危険な状態で、激しい腹痛とともに腹膜炎を引き起こす可能性があります。緊急の手術が必要になることもあるため、初期段階での適切な対処が極めて重要です。

憩室出血

憩室部分の血管から出血する状態です。腹痛を伴わないことが多いため、突然の血便に驚いて来院される方が多いです。多くは自然に止まりますが、繰り返す場合や出血量が多い場合は、内視鏡による止血術が必要になります。

大腸憩室症、憩室炎の治療法について

治療の基本は、炎症の程度に合わせた「腸の安静」と「細菌の退治」です。聖蹟トータルクリニックでは、患者さんのライフスタイルに合わせた治療計画を提案しています。

保存的療法(お薬と食事)

軽症から中等症の憩室炎の場合、基本的には抗菌薬の内服と食事療法を行います。炎症が強い時期は、一時的に食事を控えて水分のみにするなど、腸を休ませる必要があります。症状が落ち着いてきたら、徐々に消化の良いものから食事を再開します。私たちは、患者さんが無理なく取り組めるよう具体的な食事のアドバイスも行っています。

内視鏡検査(炎症が落ち着いた後)

憩室炎の症状が出ている真っ最中に大腸カメラを行うのは、腸に穴が開くリスクがあるため避けなければなりません。しかし、症状が落ち着いた(寛解:かんかいした)後に、内視鏡検査を行うことは非常に重要です。憩室だと思っていた症状の陰に、大腸がんなどの別の病気が隠れていないかを確認するためです。当院では最新のAI機能を導入した内視鏡を使用し、鎮痛剤を用いて眠ったまま受けられる検査を行っています。

生活習慣の改善

再発を防ぐためには、日頃の生活が鍵を握ります。

  • 食物繊維を積極的に摂取する(野菜、海藻、キノコ類など)
  • 十分な水分を摂り、便秘を解消する
  • 適度な運動を取り入れて腸の動きを活発にする
  • 定期的に健康診断を受け、腸の健康状態を確認する

これらの習慣を身につけることで、憩室炎のリスクを大幅に下げることが期待できます。

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大腸憩室症、憩室炎についてのよくある質問

Q1. 憩室は一度できると治りませんか?

A1. 残念ながら、一度できてしまった憩室(袋状のくぼみ)が自然に消えることはありません。しかし、憩室があるからといって必ず病気になるわけではありません。炎症を起こさないように生活習慣を整え、上手に付き合っていくことが大切です。

Q2. 右下の腹痛はすべて憩室炎ですか?

A2. いいえ、そうとは限りません。虫垂炎(盲腸)や、女性の場合は婦人科系の疾患、あるいは尿路結石などの可能性もあります。当院では触診や血液検査などを組み合わせて総合的に判断しますので、痛みがあるときは我慢せずご相談ください。

Q3. 食事で気をつけることはありますか?

A3. 炎症が起きているときは、腸を刺激しないように消化の良いものを食べていただきます。症状がないときは、再発予防のために野菜や果物などの食物繊維をしっかり摂ることが推奨されます。ただし、極端な食事制限は長続きしませんので、バランスの良い食事を心がけましょう。

Q4. 大腸カメラは痛いと聞いたので不安です?

A4. 当院では、鎮痛剤を使用して眠ったままの苦痛の少ない内視鏡検査を行っております。また、最新のAI機能が病変の発見をサポートするため、見逃しの少ない精度の高い検査が可能です。多くの方が「いつの間にか終わっていた」とおっしゃるような検査を心がけています。

院長より

大腸憩室症や憩室炎は、現代の日本人にとって決して珍しい病気ではありません。しかし、突然の腹痛や血便に襲われると、どなたでも強い不安を感じるものです。私たちは、東京都多摩市の地域に根ざしたクリニックとして、患者さんの不安に寄り添い、丁寧な説明と適切な治療を提供することを第一に考えています。聖蹟トータルクリニックの強みは、何といっても高度な検査機器と専門的な知識、そして通いやすさの両立です。平日はお仕事で忙しいという方のために、土曜日や隔週の日曜日にも診療・検査の枠を設けております。聖蹟桜ヶ丘駅から歩いてすぐの場所にありますので、少しでもお腹に違和感がある方、あるいは過去に憩室炎を指摘されたことがある方は、どうぞお気軽に私たちを頼ってください。最新のAI技術とまごころを込めた診療で、皆さんが安心してお食事や日常生活を楽しめるよう全力でサポートいたします。

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