胸焼け
胸焼けは、胸のあたりがジリジリと熱く感じたり、酸っぱいものが込み上げてきたりする非常に不快な症状です。多摩市の聖蹟桜ヶ丘駅から徒歩2分の場所にある聖蹟トータルクリニックには、こうした胸の違和感を抱えて来院される患者さんが多くいらっしゃいます。日常的なことだからと我慢してしまいがちな胸焼けですが、実はその背後に食道や胃の大きな病気が隠れていることも少なくありません。私たちのクリニックでは、鎮痛剤を使用した眠ったまま受けられる苦痛の少ない内視鏡検査を導入しており、胃がんや食道がんの早期発見に全力を尽くしています。さらに、内視鏡検査には新しいAI機能を導入することで、人間の目とテクノロジーの両面から微細な病変を見逃さない体制を整えています。多摩市東寺方の地域に根ざした医療機関として、一般的な内科診療から高度な専門外来まで、患者さんの不安に寄り添った丁寧な診療をお約束します。隔週での土曜日・日曜日の診療や、女性が安心して受診できるレディースデイも設けておりますので、お仕事や家事で忙しい方もぜひお気軽にご相談ください。
local_phone お電話でお問い合わせ▶ WEB予約はこちら
胸焼けの原因
胸焼けが起こる主なメカニズムは、胃の中で消化を助けるはずの強烈な酸(胃酸)が、何らかの理由で食道へと逆流してしまうことにあります。本来、食道の粘膜は胃酸に対する耐性が低いため、逆流が起こると炎症が生じて熱さや痛みとして感じられるのです。ここでは、なぜ胃酸の逆流が起きてしまうのか、その主な原因をいくつか挙げていきます。
食道と胃のつなぎ目の緩み
健康な状態では、食道と胃のつなぎ目にある下部食道括約筋という筋肉が、食べ物が通るとき以外は固く閉じて胃酸の逆流を防いでいます。しかし、加齢によってこの筋肉が衰えたり、胃の一部が横隔膜の上に飛び出す食道裂孔ヘルニアという状態になったりすると、逆流を防ぐ力が弱まってしまいます。これが胸焼けを引き起こす大きな要因の一つとなります。
食生活や嗜好品の影響
日々の食事の内容も、胸焼けに深く関係しています。例えば、以下のような習慣が胃酸の分泌を過剰にしたり、逆流を誘発したりします。
- 脂肪分の多い食事や揚げ物の摂りすぎ
- チョコレートなどの甘いものや柑橘系の果物
- アルコールやカフェイン、喫煙の習慣
- 一度にたくさん食べる早食いやドカ食い
特に寝る直前の食事は、胃の中に食べ物が残った状態で横になるため、重力の助けが得られず胃酸が食道へ流れ込みやすくなります。これは逆流性食道炎のリスク因子 -病気の発症に関わる要因- としても知られています。
腹圧の上昇と姿勢
お腹に圧力がかかることも逆流の原因となります。肥満体型の方や、妊娠中の方、あるいは重いものを持つ作業が多い方は、胃が圧迫されて中身が押し出されやすくなります。また、最近ではスマートフォンの操作やデスクワークで前かがみの姿勢を長時間続けることも、腹圧を高めて胸焼けを悪化させる一因として注目されています。寝る時に左側を下にして寝ると胃の形の関係で逆流しにくいと言われていますが、個人の体格や状態によっても異なります。
胸焼けによって引き起こされる病気
たかが胸焼けと思われがちですが、放置すると深刻な合併症や別の病気に発展する恐れがあります。症状が続く場合に考えられる主な疾患について解説します。
逆流性食道炎
胸焼けの最も代表的な疾患です。胃酸が繰り返し食道に逆流することで、食道の粘膜がただれて炎症を起こします。症状が悪化すると、食べ物を飲み込むときに痛みを感じたり、食道が狭くなって通りが悪くなる食道狭窄を起こしたりすることもあります。慢性的な咳や喉の違和感として現れることもあるため、内科で風邪と診断されてもなかなか治らない場合は、消化器の検査が必要です。
バレット食道
逆流性食道炎が長期間続くと、食道の粘膜が胃の粘膜のような組織に変質してしまうことがあります。これをバレット食道と呼びます。この状態自体に強い痛みはありませんが、将来的に食道がんが発生するリスクが高まることがわかっています。いわばがんの予備軍のような状態ですので、定期的な経過観察が極めて重要になります。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍
胸焼けのほかに、みぞおちの痛みや空腹時の不快感を伴う場合は、胃や十二指腸の粘膜が深く傷つく潰瘍を疑います。ピロリ菌の感染や、痛み止めのお薬(鎮痛解熱剤)の副作用が原因となることが多いです。重症化すると出血してタール便(真っ黒な便)が出たり、壁に穴が開いてしまったりすることもあるため、早期の診断が欠かせません。
非びらん性胃食道逆流症
胸焼けの症状は強くあるものの、内視鏡で見ても食道に目立った炎症が見られない状態です。胃酸に対する過敏性や、食道の動きの異常などが関係していると考えられています。炎症がないからといって放置して良いわけではなく、生活の質を著しく下げるため、適切な薬物治療が必要となります。
胸焼けの処置や治療法
聖蹟トータルクリニックでは、患者さんの胸焼けの程度やライフスタイルに合わせ、複数のアプローチを組み合わせて治療を行います。
精密な内視鏡検査(胃カメラ)
治療の第一歩は、症状の本当の原因を突き止めることです。当院では、最新のAI機能を導入した上部内視鏡検査を行っています。AIが医師の診断をサポートし、微細な炎症や早期のがんの兆候を解析します。検査に対する恐怖心が強い方には、鎮痛剤を使用してうとうとと眠っているような感覚で受けられる検査をご提案しています。聖蹟桜ヶ丘駅から徒歩ですぐの立地ですので、お仕事帰りの相談もスムーズです。
薬物療法
主に胃酸の分泌を強力に抑えるお薬を使用します。最近では、より効果が早く長く続くP-CAB(カリウムイオン競合型アシッドブロッカー)と呼ばれる新しいタイプのお薬も登場しています。そのほか、胃の動きを良くするお薬や、食道の粘膜を保護するお薬を症状に合わせて処方します。薬を飲み始めて数日で症状が軽くなることも多いですが、途中で自己判断でやめてしまうと再発しやすいため、医師の指示に従うことが大切です。
生活習慣の改善指導
お薬で症状を抑えるだけでなく、根本的な原因となる生活習慣を見直します。私たちは、患者さんが無理なく続けられるアドバイスを心がけています。
- 食後すぐに横にならず、2時間から3時間は時間を空ける・・重力で逆流を防ぐためです
- 寝る時に枕を少し高くして上半身を傾斜させる・・物理的に胃酸を上がりにくくします
- ベルトやコルセットで腹部を強く締め付けない・・胃への圧迫を減らします
- 脂っこいものや刺激物を控え、腹八分目を心がける・・胃酸の過剰分泌を防ぎます
胸焼けについてのよくある質問
Q1. 市販の胃薬で胸焼けが治れば、病院に行かなくても大丈夫ですか?
A1. 市販薬で一時的に症状が収まっても、原因となる炎症や病変が治っているとは限りません。特にバレット食道や早期の食道がんは、自覚症状が胸焼けだけであることも多いです。症状を薬で隠してしまい、発見が遅れるのが一番のリスクです。一度は専門の医療機関で内視鏡検査を受けることをお勧めします。
Q2. 胃カメラは痛そうで怖いのですが、必ず受けないといけませんか?
A2. 症状だけで病名を100パーセント特定することは難しいため、正確な診断には内視鏡検査が不可欠です。当院では「痛くない、苦しくない」検査を追求しており、鎮静剤を使用して眠ったまま検査を終えることができます。また、鼻から挿入する細い内視鏡(経鼻内視鏡)も選択可能ですので、ご不安な点があれば事前にお伝えください。
Q3. 胸焼けだと思っていたら、心臓の病気だったということもあると聞きましたが本当ですか?
A3. はい、本当です。狭心症や心筋梗塞などの心疾患でも、胸の痛みや圧迫感を胸焼けのように感じることがあります。特に階段を上った時などに症状が出る場合は注意が必要です。当院では一般的な内科診療も行っておりますので、消化器以外の可能性も含めて総合的に判断いたします。
Q4. 胸焼けを放置すると、将来がんになりますか?
A4. 全ての人ががんになるわけではありませんが、慢性的な炎症は細胞の変異を招きます。先ほど申し上げたバレット食道を経て、食道がんに進行するケースは決して珍しくありません。早期に治療を開始し、定期的に検診を受けていれば、がんに進行する前に防いだり、ごく初期のうちに見つけたりすることが期待できます。
料金について
保険診療での内視鏡検査の費用目安は以下の通りです。これらは3割負担の場合の概算であり、使用する薬剤や検査中の処置(組織を採取する生検など)によって変動します。
| 項目名 | 3割負担の方の目安費用 |
|---|---|
| 上部内視鏡検査(観察のみ) | 約4,000円 - 6,000円 |
| 上部内視鏡検査(生検あり) | 約8,000円 - 12,000円 |
| 初診料・再診料・お薬代 | 別途かかります |
院長より
胸焼けは、多くの人が一度は経験する身近な症状です。しかし、その身近さゆえに「いつものことだから」と軽視されてしまうことが、私たち医師にとって最も心配な点です。聖蹟トータルクリニックでは、患者さんが抱く内視鏡検査へのハードルを極限まで下げることをミッションの一つに掲げています。苦痛の少ない検査手法はもちろん、最新のAI機能を導入することで、より精度の高い、安心していただける医療を提供しています。私は将来的ながんのリスクについても専門的な知見からお話しすることができます。もしご自身やご家族ががんになりやすい体質ではないかと不安を感じていらっしゃる場合も、お力になれるはずです。当院は多摩市の聖蹟桜ヶ丘駅から歩いてすぐの場所にあり、隔週ですが日曜日も診療を行っています。さらに、木曜と土曜の午前はレディースデイとして女性の患者さんが受診しやすい環境を整えています。「こんなことで受診していいのかな」と迷う必要はありません。その違和感は、体が発している大切なサインです。私たちが全力でサポートしますので、どうぞ安心してお越しください。皆さんの快適な毎日を取り戻すお手伝いができることを願っています。
