腹痛
お腹の痛み、いわゆる「腹痛」は、私たちが日常的に経験する最も身近な症状の一つです。しかし、一口に腹痛と言っても、その原因は食べ過ぎや冷えによる一時的なものから、命に関わるような重大な病気のサインまで、多岐にわたります。東京都多摩市の聖蹟桜ヶ丘駅から徒歩2分に位置する聖蹟トータルクリニックでは、患者さんが抱えるお腹の不安を「トータル」に解決することを目指しています。私たちは、内視鏡検査やエコー検査などの高度な検査機器にAI機能を導入し、小さな異変も見逃さない体制を整えています。また、お忙しい方でも受診しやすいよう、隔週の日曜日を含む土日の診療も行っています。腹痛は体が発している大切なメッセージです。「いつものことだから」と我慢せず、ぜひ一度、私たちのクリニックへ相談にいらしてください。院長である私が、お一人おひとりの症状に真摯に向き合い、痛みの根本的な原因を一緒に突き止めていきます。
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腹痛の原因
腹痛が起こるメカニズムは複雑で、痛みの感じ方や場所によって原因をある程度推測することができます。臨床の現場で私たちがよく遭遇する原因について解説します。
内臓痛と体性痛の違い
腹痛には大きく分けて、内臓そのものが収縮したり引き伸ばされたりして起こる「内臓痛」と、腹膜や横隔膜などが刺激されて起こる「体性痛」の2種類があります。
- 内臓痛・・お腹の真ん中あたりが、どんよりと重苦しく痛むのが特徴です。吐き気や冷や汗を伴うこともあります。
- 体性痛・・痛みの場所がはっきりしており、刺すような鋭い痛みが持続します。体を動かすと痛みが響くことが多く、炎症が周囲に広がっている可能性があります。
痛む場所から考えられる原因
腹痛が起きている部位は、原因を特定するための非常に重要な手がかりになります。
- みぞおち付近の痛み・・胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃炎、あるいは胆石症などが疑われます。
- 右脇腹から背中にかけての痛み・・胆石や胆嚢炎、尿管結石などの可能性があります。
- 下腹部の痛み・・大腸の炎症(憩室炎など)や便秘、過敏性腸症候群のほか、女性の場合は子宮や卵巣の疾患も考えられます。
- 右下腹部の痛み・・いわゆる「盲腸」と呼ばれる虫垂炎が代表的ですが、大腸の病気であることもあります。
日常生活の中に潜む原因
病気以外にも、日々の生活習慣が腹痛を引き起こすことは少なくありません。
- 暴飲暴食や刺激物の摂取・・胃酸の過剰分泌を招き、胃の粘膜を荒らしてしまいます。
- ストレス・・胃腸は「第二の脳」とも呼ばれるほど神経が集中しており、精神的な緊張が腹痛として現れることがよくあります。
- 冷え・・お腹が冷えると胃腸の血流が悪くなり、機能が低下して痛みが生じます。
腹痛によって引き起こされる病気
腹痛を伴う病気は非常に多く、その中には早期の発見が極めて重要な疾患も含まれています。
消化器系の疾患
腹痛の訴えで最も頻度が高いのが消化器の病気です。
逆流性食道炎や胃潰瘍
胸焼けを伴う痛みや、空腹時、あるいは食後にみぞおちが痛む場合は、胃酸によって粘膜が傷ついている可能性があります。ピロリ菌の感染が関わっていることも多いため、検査が必要です。
大腸ポリープや大腸がん
初期の段階では自覚症状がほとんどありませんが、進行すると腹痛や便秘、下痢、血便などが現れます。当院では早期発見のためにAI機能を活用した内視鏡検査を積極的に行っています。
胆石症や膵炎
食後に激しい痛みが走る場合は、胆のうや膵臓に問題があるかもしれません。これらは放置すると重症化する恐れがあるため、速やかな診断が求められます。
婦人科系の疾患
女性の腹痛には婦人科的な原因が隠れていることも珍しくありません。
- 子宮内膜症・・月経痛がひどい場合、子宮以外の場所で内膜が増殖している可能性があります。
- 卵巣嚢腫・・卵巣に液体が溜まる病気で、大きくなると周囲を圧迫したり、ねじれたりして強い痛みを生じます。
当院では、木曜日と土曜日の午前中にレディースデイを設けており、女性の患者さんが受診しやすい環境を整えています。
泌尿器系やその他の疾患
お腹の痛みだと思っていても、実は腎臓や尿管の結石であったり、稀に心筋梗塞の症状として腹痛が現れたりすることもあります。多摩市周辺にお住まいの皆さんが安心して過ごせるよう、私たちは広い視野を持って診断にあたっています。
腹痛の処置や治療法
聖蹟トータルクリニックでは、患者さんの痛みを速やかに和らげるとともに、根治を目指した適切な治療を提案いたします。
精密な検査による原因の究明
まずはどこが、どのように、いつから痛むのかを丁寧にお聞きします。その上で、必要に応じて以下の検査を行います。
- 超音波(エコー)検査・・お腹にゼリーを塗り、機械を当てるだけで内臓の状態をリアルタイムで観察できます。痛みもなく、体への負担が非常に少ない検査です。
- 上部内視鏡検査(胃カメラ)・・食道、胃、十二指腸を直接観察します。当院では鎮痛剤を使用した苦痛の少ない検査を行っており、眠ったような状態で受けることが可能です。
- 下部内視鏡検査(大腸カメラ)・・大腸の中を詳しく調べます。当院ではAIによる画像診断支援を導入しており、見逃しを防ぐ精度の高い検査を目指しています。
内視鏡による治療
検査中にポリープが見つかった場合、その場で切除を行う日帰り大腸ポリープ切除も実施しています。これにより、将来のがん化を防ぐことが期待できます。入院の必要がないため、お仕事や家事でお忙しい方にも選ばれています。
薬物療法と生活指導
検査の結果、胃炎や便秘、過敏性腸症候群などと診断された場合は、お薬による加療を行います。
- 酸分泌抑制薬・・胃酸を抑え、胃や食道の粘膜の修復を促します。
- 整腸剤や下剤・・腸内環境を整え、スムーズな排便をサポートします。
- 抗痙攣薬・・胃腸の過剰な動きを抑え、差し込むような痛みを和らげます。
また、食事の内容やリズム、ストレスとの付き合い方など、再発を防ぐための生活アドバイスも丁寧に行います。
腹痛についてのよくある質問
Q1. 腹痛の時に市販の痛み止めを飲んでも良いですか?
A1. 安易な服用は避けたほうが良い場合があります。特に「ロキソニン」などの鎮痛薬は胃の粘膜を荒らす副作用があるため、胃潰瘍が原因の痛みの場合は症状を悪化させてしまいます。また、痛みという重要なサインを薬で隠してしまうことで、虫垂炎などの緊急疾患の発見が遅れるリスクもあります。まずは受診して原因を確かめることをお勧めします。
Q2. どのような症状がある時にすぐ受診すべきですか?
A2. 動けないほどの激痛、高熱を伴う場合、血便や嘔吐がある場合は、すぐに医療機関を受診してください。また、痛みはそれほど強くなくても、数日間続いたり、徐々に痛みが強くなってきたりする場合も放置してはいけません。
Q3. 検査の費用はどのくらいかかりますか?
A3. 保険診療の場合、3割負担の方で以下のようになります。
| 検査項目 | おおよその費用(3割負担時) |
|---|---|
| 初診料・問診 | 約1,000円 - 1,500円 |
| 腹部エコー検査 | 約1,500円 - 2,000円 |
| 胃内視鏡検査(観察のみ) | 約4,000円 - 5,000円 |
| 大腸内視鏡検査(観察のみ) | 約5,000円 - 6,000円 |
※お薬の処方や組織検査、ポリープ切除を行った場合は別途費用が発生します。
院長より
腹痛は、誰にとっても身近で、かつ不安を掻き立てる症状です。聖蹟トータルクリニックでは、患者さんが「ここに来てよかった」と心から思えるような、あたたかく専門的な診療を常に心がけています。私たちは特に消化器診療と内視鏡検査に強みを持っており、最新のAI機能を備えた医療機器を導入することで、質の高い診断を提供できるよう努めています。
内視鏡と聞くと「辛そう」「怖い」というイメージを持たれるかもしれませんが、当院では鎮痛剤を適切に使用し、眠っている間に検査が終わるような工夫をしています。「以前受けた検査が辛かった」という方にこそ、ぜひ当院の検査を体験していただきたいと考えています。
もしご家族にがんを患った方が多く、ご自身の腹痛や体調に不安を感じておられるなら、遺伝カウンセリングを含めた多角的なアプローチでお力になれるはずです。聖蹟桜ヶ丘駅からすぐの場所で、土曜日や隔週の日曜日も診察を行っておりますので、平日お忙しい方も気軽にご来院ください。お腹の悩みという「重荷」を、私たちと一緒に解消していきましょう。
